鬱で最低な正月から1年。私は自分を変え、人生を変えた
鬱を煩っていた去年の三が日は、最低な正月だった。
元日の朝、猫の世話を理由に、夫の実家から一人、新幹線で帰った。
年の初めに一人でゆっくり、今の自分ときちんと向き合うことが出来たら、鬱も治るような気がしていた。
一人なら、今まで出来なかったことや、やりたかったことが出来るような気がしていた。
でも違った。一人になった私は結局、何も出来なかった。
新年早々ずっとソファーに座って泣いていた。
お風呂も入らなかったし、歯も磨けなかった。
3日の昼に食料が尽きて、近所のスーパーに行った。
冬だし、帽子かぶって、マスクしていけばいいだろうと思ったけど、すれ違った小学生に「臭っ!」と言われた。
恐ろしいことに私は自分の臭いに気付いていなかった。
昼過ぎに夫と息子が帰ってくる前に、やっとシャワーを浴びることができた。
幼い息子がいるせいで、私は何も出来ないと思い込んでいたけど、逆だった。
夫や息子が居てくれたおかげで、私は最低限の生活が送れていたことを実感した。
一人で自由に時間を過ごすことが出来たら、気分良く1年がスタートできる気がしたのに、私は過去に囚われ、ネガティブな感情に支配されて何も行動に起こすことが出来なかった。
そんな最悪のスタートだったけど、去年1年間は悩んで、調べて、学んで、考えて、行動して、なんとか鬱を乗り越えることが出来た。
私は行動したことで、自分を変えることが出来た。
2020年元日。今年は夫と息子と一緒に穏やかに笑顔で過ごすことが出来た。
早起きして熊本城に初日の出を見に行って、温かいうどんを食べて、公園でサッカーをした。
最高の元旦だった。それなのに家族が眠って夜が更けると、年明けの仕事の不安や実家の憂鬱がやってくる。
だけど大丈夫。
私は今日ちゃんとお風呂に入れたし、歯も磨けたし、笑うことが出来た。
未来の不安や過去に囚われないで、今の幸せだけを考える。
ステキな元日を過ごさせてくれた夫と息子と猫に感謝。