【筆記開示】毒親と決別したい。アルコール依存症の母
メンタリスト DaiGoさんの人間関係の【ストレスに振り回されなくなる】メンタルテクを見て、今日も「筆記開示」を実際にやってみます。
というかここ数日間、すでに毎日やっているこの方法。
「筆記開示」とは人間関係における嫌なことをリセットするメンタルテクニック。
過去の嫌なことが頭の中でフラッシュバックしたり、中途半端に思い出すと、頭の中で尾びれがつき、エスカレートして苛まれる。そしてメンタルが病んでいくらしいです。
確かに、私はここ1年半以上ずっとそうでした。
ずっと1日中、過去の嫌な出来事を頭の中でぐるぐると考えていました。
考えるというより、勝手に思い出してしまう。そして連想ゲームのようにどんどん嫌な出来事が繋がっていって、さらにしんどく、苦しくなっていく。
だからその地獄から脱出するために、自分から積極的に、明確に詳細に嫌なことを思い出して書く。
人とのトラブルが起きた時の状況「言われた言葉」や「その時の感情」、「声のトーン」や「相手の表情」など細かい部分まで思い出して、書いていくと効果があるらしいです。
私は一酸化炭素中毒で死にかけた時でさえも、母から心配してもらえず、理不尽な怒りをぶつけられている。
まだ実家に住んでいる時に私は陶芸教室に通っていて、一酸化炭素中毒を起こし意識不明になり、救急車で運ばれたことがあった。
そこの陶芸窯では炭を使っていて、おじいちゃんの先生はその日、換気扇を回すのを忘れていたらしい。
数時間後には意識が回復したが、倒れた時の酸素濃度が脳に障害が残るレベルだったらしく、私はICUに入院した。
病院に母がかけつけてくれた。
私は母がわざわざ来てくれたことが意外で、嬉しかった。
でもベッドに横になってる娘に向かって言い放った母の言葉は、今でも忘れない。
「まったく急に倒れるから迷惑なんだけど!あんたのせいでおばあちゃんに怒られたんだから。晩酌が出来なくなったらどうしてくれるのよ!」
なぜ今この状況で、自分が何を怒られているのか理解出来なかった。
話を聞いていくうちに、母は飲酒運転で病院まで来たらしく、その事を祖母に咎められたことが分かった。
「嫁の癖にいっつも呑んだくれて!いつかこんな事になると思ってた。だから毎晩毎晩そんなに呑むなって言ったんだ」と祖母から言われたそうだ。
パチンコに行っていて不在の自分の息子の事は棚に上げ、母だけを責める祖母もおかしい。このタイミングで、酒を飲む母を責める祖母も論点がずれている。
だけど、こんな時だけはその矛先を私に向けないで欲しかった。
最後に母は「あんたが夜に陶芸教室なんかに通うのが悪いのよ!」と言い放って、帰って行った。(たぶんまた飲酒運転で…)
飲酒運転なんかせずにタクシーで来ればいいだけだと思ったが、私はとても疲れていて、眠たくて何も言わなかった。
入院中のベッドの上でさえ、優しい言葉をかけてもらえず、理不尽な理由で責められた。
母にとって、もっとも心配なことは酒が飲めなくなることだと感じた。
母にとって、娘の命は晩酌以下だった。
母はアルコール依存症だった。
嫌な記憶は、徹底的に考えたほうが立ち直りが早くなる。
折れた心が回復する力(レジリエンス)が高まる。引きづられなくなる。
まさにその通りだと思う。
ここ数日間、このブログに書いてきた嫌なことは不思議と思い出さなくなっている。
ずっと頭の中から離れなくて、何度も何度も思い出して、辛い思いをしていたのに。
思い出して書いてる時は涙が出てくるけど、書き終わってしばらくすれば、自然と忘れられる。
そんなに大したことじゃなかったと思える。
そう、世の中の大抵のことは大したことがないんだ。